2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート
2014年6月29日:開催
大阪府 プラザ阪下:会場
1H |
ちょっとかけ離れてたとしても状況証拠から判断してアレはオイラなのです! さて、そんなことはおいといてレポートいきますよ! 50台が出走した1H、スタートわずか1周で先行スタートしたスーパーレディースの2台も抜き去ってトップに立ったのはKX85を駆る#24西岡。 ここ数年、全国各地のレースでも85ccライダーの元気がいい。JNCCでさえもFUNクラスのトップに85ccが名を連ねることも多いのである。 そんなトップ西岡のすぐ後ろには#13麻生がつづく。1周目からこの2台が飛びぬけており、早くもトップ争いがこの2台に絞られた形になるのかと思われた。。 3番手は麻生から21秒遅れて#11浦川。 2周目以降、トップ#24西岡はじわじわと逃げにかかり、2番手#13麻生よりも3〜5秒早いタイムを出し続け、3周目には麻生に15秒まで差を広げる。 逆に麻生は速かったり遅かったりとタイムが安定しない。逆に#11浦川はほぼ安定したタイムで走っているために周回ごとに10秒差まで近づいたり、逆に30秒差まで広げられたりの繰り返し。しかしその差が10秒を切ることはなかった。 ![]() 終盤は麻生が踏ん張り、トップを追うが14秒差にまで詰めたが追い上げもここまで。スタートからゴールまでトップ3は入れ替わることなくところでチェッカー。#24西岡が逃げ切り、麻生が2位。3位には世界一速いお好み焼屋、#11浦川がはいる。 |
3H | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
続いてやってきたのは#7野口。以降、#2川口・#9田口・#6松田と続く。 2周目にいきなりの波乱、2番手#7野口、マシントラブルへピットへ。これが想像以上に深刻なのか修復ができずにあっというまに下位へ。この後、約1時間を費やしコースに復帰するも5周でレースを終えてしまう。 そしてもう一台、久しぶりのエントリーとなったホンダEZ−9を駆る#110松本哲。今回のコースレイアウトはEZ-9には厳しく、この1周でレースを終えてしまった。 野口の戦線離脱で2番手に上がった#9田口、今回絶好調。なんと3周目にチャンピオン#1足立をパスしてトップに立った。 2位に下がった足立、今度は後ろからチームメイト#2川口につつかれる。川口にもパスされてしまうのか、と思った矢先にそのバトルの後ろにいた#6松田が2台を一気に交わして2番手に浮上。 その翌周、足立は川口に抜かれて4番手に後退。 ここからトップ田口を追い詰めるべく松田が激走を始める。 このあと降りかかる災難を知らないままに。。。。 1時間(8周)時点での途中経過
どっちが勝ってもおそらく初優勝となるこのレース、2番手の#6松田が一時は30秒あったトップとの差を9周目に17秒差まで詰め寄る。 そこからまだまだ追い上げたい。その前に給油を、ということになった10周目、事件はおきました。 ピット出口付近の水かけ要員として立っていたスタッフのところに血相を変えて駆け寄り思いっきり水を浴びている。そしてウェアを脱ぎだした。 どうやら給油に失敗、大量のガソリンを股間部分にかぶってしまったよう。 経験があるものにしかワカラナイが、かなり痛い。 いくら水をかけてもかけても痛い。残念ながら松田の進撃もここまで。 ![]() これでトップの#9田口は一気に楽になってくる。 田口は2番手の川口に60秒のアドバンテージを保ち続けて、トップをキープし続ける。 2位争いは一度給油のタイミングで#1足立が2番手に上がるものの#2川口が再び前に出てもとの隊列に。 4番手にはオープンCクラスの#133井川がじわじわと順位を上げてきた。 ここからレースは大きく動くのかどうか、いよいよ終盤へ。 2時間(トップ17周)での途中経過
2時間を経過してもトップ#9田口のペースは落ちない。 2番手の川口・3番手の足立が6分台を出せなくなってきている中、ただ一人6分台を連発、じわじわと逃げ続ける。 20周目には2番手川口に100秒の差をつけたが、終盤に入り#2川口に火がついた。 21周目以降再び6分台を連発、田口よりも速いペースで走り、その差を周回ごとに90秒、74秒、60秒と一気に差を詰めてきた。 これは何かが起きるかもしれない、と感じ出した24周目、この時点で2台の差は35秒。川口は田口よりも25秒速いタイムで差を詰めて戻ってきたのである。 翌25周目、ここでレースはLAST2の掲示。計算上は逆転できるタイム差。果たしてどうなるのか? 先に帰ってきたのは#9田口。 続いて川口が・・・・・ 帰ってこない! 何かあったのか、と思われたときにその姿をあらわした。 この周回のラップタイムは2台ほぼ同じ。と、いうことは逆に田口が逃げ切れる公算が高くなる。 そして田口にLAST1の掲示。 追う川口はラストラップに猛追、田口より30秒速いタイムを出したものの追撃及ばず。 田口は逃げ切ってトップでチェッカーを受け、アクションエンデューロでは自身初のトップチェッカーとなった。 |
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
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文・写真 藤岡建一、レポート おやじちゃん