2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート
2014年2月2日:開催
大阪府 プラザ阪下:会場
1H | |||||||||||||||||||||||||
#15細見・#22中山・ひとつ順位を落とした#14山田が追い上げる。4人が16秒の中に入ってくる。 さらに後方では1周目に大きく出遅れた#11中村が5番手まで追い上げてくる。 3周目、トップを守りたい#24大場はペースを上げられず後続3台にかわされて4位に後退。#22中山がトップ、#15細見のティスレーシング2台のワンツー体制となる。 しかしそのワンツー体制もつかの間。4周目に2番手の#15細見が失速。#14山田にかわされ3位後退。その後細見はペースを取り戻せずさらに順位を落としていく。 レースは後半、5周目。トップは変わらず#22中山。2番手#14山田に30秒近く差をつける。3番手には序盤の出遅れを絶賛取り戻し中の#11中村が上がってきた。トップ中山との差は70秒。このペースでいければまだ逆転できる、ワンチャンあるで!と思われた矢先にまさかの失速。6周目に再び5位転落。その中村に代わって上がってきたのが序盤トップの#24大場、#23くまモン百野の2人。またまた混戦に。 いよいよ終盤、ラスト2周に入った7周目、今度は2番手の#14山田が失速。 百野が2位、大場が3位に上がってラストラップへ。 その時点でのトップ5が下記のとおり。
#22中山のトップはほぼ間違いなし。しかし、2位から5位が11秒の中にいる接戦。 誰が上がってもおかしくない。 そんな混戦を尻目に#22中山がトップでチェッカーを受ける。2番手で戻ってきたのは#23百野。#24大場は遅れてしまいトップ5から脱落。続いて#11中村・#14山田。5番手にはFUN-Jクラスの小学生、#401川上タツシが飛び込んだ |
3H | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
43台の出走中13台が1周目からいきなり周回遅れになるというチョット辛口のコース設定の模様。果たして何人が同一周回でゴールするのか。 2周目、3位争いで#9松田が#10河瀬の前に出る。そして2位の座を狙おうと前へ。3周目には#8山本をパス、2位に上がる。ここから先、ここ数年アクションエンデューロでは見られなかったような果てしなく長い長いバトルが始まる。 トップを快走する真田の後ろで#10河瀬、#8山本、#9松田、#2川口の4台での2位争いが続く。数周の混戦ののち、河瀬・山本の2位争いと松田・川口の4位争いに分かれる。そのバトルの間に逃げたい#18真田もペースが思うように上がらないのか2位に43秒までしか引き離せてないままレースは中盤を迎える。 1時間経過時点での各クラス上位陣(トップ8周)
10周目、2位争いが動く。#10河瀬が#8山本をパス。さらに11周目には#9松田も48秒差を逆転して山本を交わし3位に。 続く12周目、今度は#18真田が序盤の貯金を使いきり河瀬にパスされる。 河瀬-真田-松田-山本-川口の順。松田と山本はお互いの姿が見えている範囲内でのバトルが始まる。最後に大波乱が待ち構えていることをしらないままに。。。 #2川口は山本から110秒離されており、この流れに乗ることができず。 トップの座を奪われた#18真田、ゲストライダーとして負けるわけにはイカン、と奮起、14周目に河瀬を抜き返してトップ奪還。逆に一度もらったものを返すわけにはイカン、と河瀬も応戦、真田の真後ろにぴったり喰らいつく。 上位陣でそんなバトルを繰り広げる中、オープンB・Cの上位選手選手にある脅威が襲い掛かろうとしていた。 #113山田太陽。2013シーズンはKX65でモトクロス、JNCCのKIDS&TRYに参戦した小学生ライダー。彼がマシンをKX85にスイッチして挑んだアクションエンデューロ、序盤は総合15位あたりだったが、オトナたちを蹴散らし続け、じわじわと順位を上げ2時間経過時点では総合10位、オープンB・Cあわせてのトップに立った。 レースはいよいよ波乱まみれの終盤へ。 1時間経過時点での各クラス上位陣(トップ16周)
残り55分、17周目。トップの#18真田が遅れる。90秒ほどのロスを起こしてしまい、戻ってきたときには4位にまで順位を落としてしまっていた。モトクロスコース上段に作られたセクションに翻弄されているのか、ひとつミスを犯すと30秒以上のロスがかんたんに起きてしまう今回のコース、6分台が出たかと思えば8分台で戻ってきたりと上位陣でもかなりタイムにばらつきが出ている。真田が遅れた次のラップではトップに立った#10河瀬が60秒のロスを出してしまい90秒近くあった貯金を大きく減らしている。 19周目、真田がピットに入ってしまった。ハンドガードのボルトが脱落してしまったのと心が折れてしまった(笑)のが原因。ハンドガードはチームが修復、折れた心は治らないまま再びコースに送り込まれてしまった。すでに2周遅れ、上位争いからは脱落してしまった。 そのころ、2位争いの#11松田と8山本は12周目から続くバトルをまだ続けていた。残り30分、22周目の後半、モトクロスコースで#8山本痛恨のガス欠。幸いにもピット近くだったこともあり3分ちょいのロスでコースに復帰。順位は変わらず3位だが真後ろには今ひとつ上位陣たちと同じ波に乗れなかった#2川口。突然目の前に現れた山本の姿にやる気スイッチON。6分台を叩き出す。 しかし山本も遅れを取り戻そうとスパート。じわじわと川口を引き離す。 このガス欠で一気に楽になった#11松田、何ならトップも仕留めてしまえ、とトップ#10河瀬をロックオン、真後ろに着く。そしてここでラスト2の掲示。河瀬のアクションオープンAクラスでのベストリザルトは4位。松田は入賞経験なし。どっちが勝ってもアクションエンデューロ初優勝。どっちに軍配が上がるのか・・・・ 24周目、#10河瀬が抑えて戻ってきた。あと1周、抑えきれるか、松田はぴったりと後ろにつけている。 しかし、ここでもまた波乱。#11松田、ストレートエンドでまさかのガス欠。。。。。。 初優勝を決めたのは#10河瀬。松田はこのあと再スタートするも最終マーシャルに抜かれていたためチェッカーは受けられず最終周は無効となり7位となった。 |
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
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文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん