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2013 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート
2013年2月17日:開催
大阪府 プラザ阪下:会場

2013年オフバイクレースの関西での一番最乗りは関西ガルルカップアクションエンデューロから始まります。
ついこの前に丸太祭りが終わったばかりなのにと思ってたら、そうか2ヶ月しか経ってないですよね。お正月があったから余計に長く感じてしまうのかもです。
そしてその年度変わりの間に今年のレーススケジュールが決まって行くのですがこの今年のオフバイクスケジュールがスゴイのですね。その数が…
私も少なからずは各地のイベントに関わっているので3月からはほぼ毎週の予定がオフバイク関連のイベントやレースでぎっしりです。ほんとにもう身体が持たないかも?ね。歳なんだから〜
さてさてそんな事をぼやいても仕方が無い。この関西での定番レースはアクションEDの毎年2月から始まるのです。今年も元気を出して全開パワーで行きますよー。
今年の冬は例年並み?普通の寒さ?それとも穏やかな2月?なにはともあれ今回も沢山のエントリーを頂きました。
会場のプラザ阪下もコースの改良が進み、雨が降るとまともに走れなかったストレートも砂利の投入によりかなり改善された。
今回のコースレイアウトは普段のモギコースの逆廻り。そうですあのストレートは下り使用です。もちろんスピードを抑える為にシケインの設置はあります。ご安心を。
週間天気予報によればこの土日のみ晴れの予報。しかし朝晩の寒さはやっぱり冬装束。日曜日の朝はめちゃめちゃ冷え込む。それでも夜明けは段々と早くなり何となく春めいては来ている。
朝のブリーフィングはまだまだ寒いがこの調子だと昼前には少しぽかぽかとなるだろう。
1時間レースは58台の出走。いつものようにコース1周の下見走行から始めるが路面はまだまだカチカチ状態。転倒すればダメージは大きそうだ。みんな慎重に慣熟走行をこなす。
スタートはル・マン式。ただしスーパーレディスは1時間参加者全員が注目の中のヘルメットタッチ式で飛び出して行く。
さあ今年も関西レースシーンの始まりだ。
では実況は今年もレースのみならずいろんな方面に大活躍!?のおやぢちゃんよろしくね〜
はいはいー、おやじちゃんでございます。今シーズンもよろしくおねがいしますッ!
さっそくレポートにいっちゃいましょう。
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1H |
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トップで帰ってきたのはスーパーレディースの選手ではなく仕事の都合で賞典外エントリーの#16浦川。2番手にはスーパーレディース#6山下、3,4位には#28吉田圭祐、#41吉田祐司が続く。
2周目に入るとトップ#16浦川が後ろを引き離し、独走状態に。
2番手争いは2周目に#41吉田祐司、3周目は#44糸井、4周目は#28吉田圭祐、5周目は#39坂根と毎周入れ替わるバトルが中盤まで続く。
スーパーレディースは#6山下が先行で逃げる、しかし#5丸山が追い上げ、3周目には20秒ほどあった差を一気に詰めてすぐ後ろにつく。
Aクラスは#104西岡の独走、Bは#203檜原。レディースは#301京谷、Jは#401山田がトップで後半戦へ。
折り返し地点を過ぎて後半戦。トップは変わらず#16浦川。5周目ですでに後続に40秒以上の差をつけている。その後ろでは2番手争いがおもしろくなっていた。#39坂根と#28吉田の2人が接近。2秒差の争い。6周目に戻ってきたときは#28吉田が先だった。
2位に上がった#28吉田は前のトップ#16浦川を追いかける。ラスト2のボードが出された7周目、一時は40秒以上空いていた差を9秒にまで縮める。この周回、吉田のほうが10秒早いタイムで戻っていたので十分な逆転の可能性を残してファイナルラップへ。それを知ってか知らずかスパートをかけ、最終ラップにベストタイムをたたき出し吉田の追撃を振り切って浦川がトップでチェッカーを受けた。
Aクラスは独走を続けた#104西岡、Bクラスはラストで逆転した#204石神。Jは#401山田が、レディースは京谷。スーパーレディースは丸山の追撃を振り切った#6山下がそれぞれのクラスの1位となった。
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1時間エントリーの最年長選手は#16の浦川選手。この方は本来3時間の選手なんですが仕事の関係で午前の参加です。したがって総合トップなのに賞典外なんですねー
理由は新しく飲食店を開業されたそうな。夕方から開店なんです。屋号はずばり『鉄板・お好みうら川商店(TEL 075-723-0130)』裏メニューで中華料理があるとか。なんせ前職は京都の有名ホテルの中華部門の料理長だったそうな!是非行ってみましょう。
ちなみに3時間クラスの時のチーム名は「キッチンドリンカー」うーん、かなりの飲兵衛やしなぁ〜だいじょうかなぁ〜。京都上賀茂にお越しの時にはよろしく! 浦川選手、次回参加のときは食事券の提供よろしく!
午後のチョット前、11時30分からは3時間クラスのスタート。こっちはちょっと少なめの44台の出走です。
コースレイアウトは台数が少ない分かなり大胆にしてみました。見所はかなりタイトなコースラインと削りたてのふかふかの土山ですよ。マーシャルの試走の段階では1周使えるかどうかの審議がありました。
さあどうなることやらの3時間レースのスタートです。
3H |
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オープニングラップは#13山岸。続いて#8五天・#15真田・#2足立・#7松田の順。トップの山岸はすでに2番手の五天に15秒の差をつけている。五天の後ろ、真田はソコから30秒差。いきなり上位がばらけて戻ってくる形となる。
出遅れた#15招待選手の真田、2周目から本領発揮。序盤では唯一の7分台での走りで2周目には五天をパス。4周目にはトップの#13山岸をパスし、たった3周で45秒の遅れを取り戻す。
トップに立った#15真田、6周目に遅れを取ってしまいわずか1周で再びトップの座を#13山岸に明け渡す。しかしまた7周目に真田が前に出る、という1H同様の激しいトップ争いが序盤に繰り広げられた。
1時間経過時点でのトップ15
1位 | #15 | 真田 治 | 7LAPS |
2位 | #13 | 山岸 優介 | +0:19 |
3位 | #8 | 五天 翔 | +1:54 |
4位 | #124 | 小川 尊史 | +3:07 |
5位 | #2 | 足立 和磨 | +3:26 |
6位 | #7 | 松田 雅志 | +3:28 |
7位 | #9 | 谷先 慎一 | +4:12 |
8位 | #10 | 山本 正 | +5:28 |
9位 | #12 | 川口 英靖 | +5:30 |
10位 | #55 | 小西 圏太 | +6:57 |
11位 | #125 | 森下 徹政 | +1LAP |
12位 | #6 | 高田 孝広 | +1LAP |
13位 | #52 | 高橋 信也 | +1LAP |
14位 | #11 | 長田 義和 | +1LAP |
15位 | #56 | 河本 純一 | +2LAPS |
スタートから1時間、すでにトップと同一周回は42人中10人。
中盤では給油もあってか4位争いが細かく入れ替わる展開に。
8周目に#124小川・#2足立を抜いて#7松田が4位に。次の9周目には#124小川が7位まで順位を下げ、代わりに#9谷先が6番手に浮上。しばらく膠着したが14周目に動き。#7松田が後退。#2足立が4位を取り返す。#124小川はこのあと#10山本にも交わされ8位まで順位を落とす。
その間にトップの#15真田は2番手の#13山岸を引き離し、2時間の時点で81秒差にまで広げ、大波乱の終盤戦に突入。
2時間経過時点でのトップ15
1位 | #15 | 真田 治 | 15LAPS |
2位 | #13 | 山岸 優介 | +1:21 |
3位 | #8 | 五天 翔 | +1:54 |
4位 | #2 | 足立 和磨 | +3:07 |
5位 | #7 | 松田 雅志 | +3:26 |
6位 | #9 | 谷先 慎一 | +3:28 |
7位 | #10 | 山本 正 | +4:12 |
8位 | #124 | 小川 尊史 | +5:28 |
9位 | #12 | 川口 英靖 | +5:30 |
10位 | #55 | 小西 圏太 | +1LAP |
11位 | #125 | 森下 徹政 | +2LAPS |
12位 | #6 | 高田 孝広 | +2LAPS |
13位 | #11 | 長田 義和 | +2LAPS |
14位 | #52 | 高橋 信也 | +2LAPS |
15位 | #111 | 高芝 義美 | +3LAPS |
2時間を超え、コースが各選手しっかりと頭に入ったのか全体の平均ラップタイムが序盤に比べて格段に早くなっていた。上位15台の平均ラップタイムが序盤の9:26から8:23へと1分以上も早くなっていて、各選手のベストラップも20周目以降に集中していた。
6番手を走っていた#9谷先が#7松田を17周目にパス、5位に浮上。1分以上離れている#2足立を追いかける。その前では3番手の#8五天が2番手の#13山岸に追いついた。この勢いで行けば18周目に山岸をかわして2位になれる、というところでまさかの失速。30秒の差をつけていたはずの#2足立に交わされて4位に後退。
6位に落ちていた#7松田が19周目からリベンジを賭ける。先行する#9谷先に17秒差と水をあけられていたが19・20周目に再び追い上げて#9谷先を2秒差にまで追い詰めてロックオン。21周目には松田が前で戻り4位に。次は20秒前の五天を追う。
レースはいよいよラスト、残り3周にはいる。レースはこの終盤で大波乱が起きてしまう。
21周目、本部にまさかの無線連絡。「崖から転落したライダーがいる。ゼッケンは・・・・・15番」
トップを走っていた#15真田が他車と接触、はずみで崖落ちしてしまう。真田本人に全く怪我はないがひとりでバイクを引き上げることもできずリタイヤとなる。
代わってトップに立ったのは#13山岸。このまま逃げたいが後ろには20秒以上差をつけていたはずの#2足立が11秒後ろにまで迫っていた。
追う側の#2足立はその勢いを殺さずに山岸を追い、22周目、ついにトップに立つ。
22周目、今度は#8五天が戻らない。残り1週半でガス欠、表彰圏から脱落してしまった。さらにはその五天を追いかけていた#7松田までもが戻ってこず、ここでレースを終えてしまう。
最終的にトップに立ったのは#2足立。以降、#13山岸・#9谷先・#12川口・#10山本の順でチェッカーを受けた。
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レース終了直前のアクシデントに緊張が走りましたがそこはベテランライダーの技量で大事に到らず事なきを得ました。
これはコース作成でのとても貴重な経験となりました。身を持って体験して頂いた#15真田選手ありがとうございました。参考にさせて頂きます。
どうでしたでしょうか今年の開幕戦。
イロモノ選手のショッカー池田は隊員研修合宿でお休みでした。残念です。でもその分くまモンがめちゃ目立ってましたけどね。次回からはご褒美に鮭を用意しといてあげよう。
ここで大事なお知らせです。
この「2013関西ガルルカップアクションED」の第2戦ですが本来予定しておりました6月下旬(6/30)はJNCCWEXプラザ阪下R-5が行われます。
スケジュール的にもこの前後に開催しても参加者の皆さんに迷いと参加調整に無理が生じると思われます。
したがいましてアクション第2戦はスーパーレディス&AクラスのみWEX併催開催とします。これはこの両クラスにはアクションEDランキングポイントが付く為の処置です。その他のクラスの皆さんはWEX戦に参加して下さいませ。
ややこしい事ではありますがよろしくお願いします。
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん