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2012 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第1戦 レポート
2012年2月12日:開催
大阪府 プラザ阪下:会場

2012関西ガルルカップアクションエンデューロ第1戦
おかげさまでなんだかんだと8年目に突入です
えっ!もうそんなに経ったの?ほんとに? このレポを書くのにいままでのレポートやリザルトを見返しているとそんな気持ちになったのです。
自分的にはほんの2〜3年前にしか思えないのにね。でも参加者の顔ぶれはちょっとづつ変わっていますし、私の頭の髪の毛は少なくなるし白いのがだんだん勢力を増してきてるしねぇ。
私はどんどん年を取ると共に常連さんの参加者の方も同じく年を取る。なんだかこのレースは高齢化がすごいななんて思ってたのです。
ですが・・・スポーツ安全保険の加入手続きをするのに年齢が必要なんです。そしてそこが変わって来てるのです。40代の方はアタリマエと思ってた所に20代の年齢(平成生まれ!)を書き込む事がだんだんと増えてます(私の髪の毛と反比例!)
これはなんだかとってもいい事が起きてるんじゃないのでしょうか。いいですねぇ。若いって素晴らしいですもんね。オフロードバイクレースの未来は明るいのです。おぢさんはもう少しガンバらなくては!
でもなぁFUN-Jクラスの子達がイッチョ前になるまでは待てないかもね。
すみません、前置きが長くなってしまいました。
2012年は日本が元気を取り戻す時です。日本の元気は関西から。そしてその原動力は若者がたくさん楽しく走るアクションエンデューロからです。
おかげさまで今回は久しぶりの大量エントリーを頂きました。ありがとうございます。人が大勢集まると元気が出ます。活気があります。ほんとにイイですね。
開催日の12日は穏やかなそしてキリッと冷えた2月の冬の気候。なんだかレースにはもってこいの条件ぢゃないでしょうか。イイネ。
コースの路面は所々凍っているものの埃が立たない程度の湿りもある。こちらもベストコンディション。イイネ。
1時間クラスは59台のエントリー。少しレディスクラスが淋しいですが・・・
そして今回から試験的に導入してみましたFUN-Jクラスには3台のエントリー。これは今までFUN-Bに編入していた小学生高学年限定のオープンクラス。キッズは卒業、でも中学生までには体力的には及ばない丁度ぽっかりと空いたところなんですね。
しかし只者ではないキッズレースからの叩き上げの元気過ぎるガキンチョ(失礼!)リザルトを良〜く見てみましょう。彼らに抜かれたオトナのアナタ!もっと練習に精進しましょう。いやあ日本の将来は明るいかも!イイネ。
ではそんなガキンチョ?いやいや元気なお子様のレース経過も踏まえてお馴染みのMCおやぢちゃんに実況してもらいましょう。
1H |
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1周目は先行スタートの#6硯がトップ。続くのはオープンの#28奥川。肩の脱臼の影響が心配、と言いながらも総合トップを目指して爆走。以降、#1小田・#5高橋・#19池口と続く。
2周目には#28奥川が硯をパス、総合トップに。クラス2位の#19池口(総合3位)とはすでに40秒以上の大差。ここから奥川の独走がはじまる。
そんな奥川の一人旅の後ろでは熾烈な上位争いが繰り広げられていた。
3周目、上位陣が6分台に入れてくる中、#19池口ペースが上がらず#27浜口にかわされる。
4周目には序盤出遅れた#30小林にもかわされる。4周目終わりで奥川→浜口→小林→池口の順。
スタートのの出遅れを必死に取り返そうとする#30小林。4周目には3位に上がり、前を行く#27浜口を追う。必死に追いかけ、6周目には浜口の10秒後ろまで追いついた。そのことを知ってか知らずか翌7周目にはさらにその差を詰めいよいよテールtoノーズ。ここで残り2ラップの掲示。この2周で2位争い勝負が決まる。。。。と、思いきや!
第三の男あらわる。このバトルに飛び込んできたのは#23小谷。
スタート時は16位と下位にいた小谷、二周目以降、11位→10位→8位→4位と凄まじい追い上げを見せ、7周目に2位争いの2台の後ろについていたのである。
しかし、当の本人たちはお互いそのことを知らなかった。8周目に小谷が浜口と小林を2人まとめてパスし、2位に上がるがソレにも気づいていなかった。残りはあと1周、2位に上がった小谷、さすがにトップ#28奥川との3分の差は縮めることはできず。
今年最初のFUNオープン勝者は#28奥川となった。2位には#23小谷。3位争いは#27浜口が逃げ切った。
FUN-Aは#110水谷がブッチギリでトップ(オープンで出ていれば2位に入れたであろう速さでした)。FUN-Bは#203平川、新設クラスのFUN-Jは#403近藤、スーパーレディスは#6硯、レディスは黒山が1位となった。
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3時間クラスのレースです。
今回はコース途中に丸太はありません!と断言予告していたのですが・・・
スミマセン、ちょっとだけありました。いやいや決して故意的に置いた物ぢゃなくて、プラザ阪下の造成中の山の所でに出て来た物なんです。
そしてそしてお得意の障害物セクションは今回は勝手に作った「人工竹薮」。ほんとにライダーは中国熊ぢゃないんですから「パンダの遊び場2」は要らないです?よ。コースレイアウターの川口さん!
彼の言い分を代役すれば、「コース全体がどうしてもハイスピード系になるのでアクセントが欲しかった」とか。まあ彼の優しい???心遣いと思ってやって下さい。
昨年のシリーズ1〜5位の固定ゼッケン組も全員揃った。Aクラスの面々はどれもこれも手練の顔ぶれ。Cクラスは44台の激戦区。
スタート前に私に声を掛けて来たライダーは「奥村さん、久しぶりです。このチームジャケット覚えてますか?」何とそのチーム名は25年前なら誰でも知っている「ダートネイチャー」!うわぁ!すごいオッサンライダーや!いや失礼、昔からのプラザ阪下得意のベテランライダーです。若いモンに負けずにおじんも元気!いやぁ今回は楽しいなぁ。みんな3時間楽しんでね。ホントにイイネ
出走台数は74台!さすがにスタートは迫力満点ですな。そんな迫力に負けないパワフルなMC実況をよろしく!ちょっと痩せた?おやぢちゃん
3H |
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1周目、トップは#5得地。以降#3松田→#8山本→#16山岸→#1足立と続く。
序盤はTOP得地を除いた上位陣はめまぐるしく入れ替わる。
誰が抜け出すか、と言うよりは誰が最後まで残るかといった方がイイかも知れない上位争いとなりそうに感じた。実際、そのとおりにひとりずつ上位争いから離れて行く。
まずは#1チャンプ足立。マシントラブルで後退。修復後レースに戻るも総合63位まで下がってしまいTOP争いから脱落。
続いて#13ちっちゃいおっさんこと林、4周目にMXコースで大転倒。担架で運ばれるものの大事には至らず。よかった。
5周目を終え、TOP3台は#5得地・#16山岸・#8山本。なんとカワサキ1-2-3。ながらくエンデューロレース見ててコレは記憶に無い。上位3台はこの順位をキープしたまま中盤戦に入っていく。
1時間経過時点での各クラストップ3
オープンA |
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#5 | 得地 孝一 | 8LAPS |
#16 | 山岸 優介 | +3sec |
#8 | 山本 正 | +24sec |
オープンB |
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#51 | 馬場 秀樹 | 7LAPS |
#55 | 藤原 陽一 | +25sec |
#57 | 水谷 圭毅 | +47sec |
オープンC |
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#113 | 上田 恭平 | 7LAPS |
#136 | 伊藤 千秋 | +95sec |
#125 | 萩原 裕之 | +103sec |
中盤戦、トップの3台が4番手以降から徐々に逃げつつある。トップ争いはこの3人に絞られて行くのか。
4位以降も実は熾烈なバトルを繰り広げていた。
11周目で#2小田→#7河瀬→#18梅森→#3松田勝→#6松田雅→#10吉田と続いている4位グループも毎周回ごとに順位が入れ替わる。
一方、トップ争いの3台では、11周目に#8山本が山岸に代わって2位に。そしてそのままトップ#5得地の背後につき、14周目にトップの座を奪う。城北カワサキレーシング、1-2体制に。
いよいよレースは終盤へ。4位グループもまだどうなるかわからない。
2時間経過時点での各クラストップ3
オープンA |
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#8 | 山本 正 | 16LAPS |
#5 | 得地 孝一 | +23sec |
#16 | 山岸 優介 | +41sec |
オープンB |
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#51 | 馬場 秀樹 | 15LAPS |
#55 | 藤原 陽一 | +286sec |
#57 | 水谷 圭毅 | +341sec |
オープンC |
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#113 | 上田 恭平 | 14LAPS |
#117 | 青島 英人 | +45sec |
#136 | 伊藤 千秋 | +107sec |
いよいよ終盤。18周目、2位の#5得地が再びトップに返り咲く。#8山本は2位。後ろからは3位の#18山岸もじわじわと山本を追い詰めていく。
4位グループは#2小田が5位の#7河瀬に85秒の差をつけた。残り1時間では埋めにくい大きな差がついてしまった。後続も少しずつ離されて脱落。5位争いは#7河瀬と#3松田勝の2台だけとなってしまった。
トップに返り咲いた#5得地は22周目で2番手の#8山本に1分の差をつけ、ラスト2に突入。
この1分の差をなんとか逆転したい#8山本、3番手の#18山岸がすぐ背後についた。追うと同時に守らなければならなくなってしまった。残り1周、守りきれるのか???
そんなバトルをよそに#5得地がトップでチェッカーを受け、第1戦の勝者となる。
2位には#18山岸の追撃から逃げ切った#8山本が入る。山岸は3番手。
4位は60秒のアドバンテージを持っていた#2小田がまさかの脱落、#7河瀬が入る。小田は6位のチェッカーとなった。
オープンBでは#51馬場が逃げ切り、オープンCでは#113上田がトップを守れず#117青島が優勝。
今回は全体的に順位変動が激しく、おもしろいレースとなりました。
次は7月です。蒸し暑いよー。
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最後には声がガラガラになったおやぢちゃん。ごくろうさまでした。
レース中盤にベテランの大転倒はあったものの怪我無く無事終了!なんと言っても怪我無しサンデーレースは最高です。
帰って行く参加者の笑顔が見れるだけで私は最高。レースイベントやってて一番良かったと思う瞬間です。
でも私は60歳まであと僅か(1955年生まれゲーノー人に同い年多いけど)。誰か関西でレースオーガナイザやりません?でも心配事ばっかりやし、心労が溜りますからねーあまり勧められないかもです。
明日からまた本業の山へ丸太の切り出しに行きましょう。12月の丸太祭りの為にもね。もうちょっとイベントオーガナイザーもがんばりましょう。将来ある若者の為にもね。イイネ?
次回、第2戦は7月1日!真夏直前!梅雨末期!雨降りザーザーのコテコテレースかな?これはこれでまたまた楽しいですよ。
今年の3月はプラザ阪下でレースイベントが続きます。
3月4日はJNCCサザンハリケーン大阪大会(満員御礼エントリー締め切り)
3月25日はオフィスアクションJEClites(エントリー絶賛受付中)
さあさあ関西は春までに見どころ・走りどころのレースイベントが続きます。
日本の元気は関西から!次回もたくさんのエントリー舞ってまース!!!イイネ1!!!
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
文・写真 奥村善武、レポート おやじちゃん