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2011 6(ROKU)フェステイバル in プラザ阪下
レポート
2011年9月4日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場
ずぅーっとハァハァ言ってて良ければ走りながら実況やりますよw はい、サラッと流してレポートいきましょう。 スタート〜2時間 1周目のトップは#8須崎。その後ろは#18辻谷。少し空いて#10足立・#5伊藤の順。 3周目、足立が2台抜いてトップに立つ。 5周目、5位を走っていたツインズ男女の#31真田/丸山組が一気に3台抜きで2位に浮上。さらにガンガン攻める。 7周目にはトップ#10足立を捕らえてトップに立った。 10周目、総合トップのまま、さらにはクラス2位のチームに1周の差をつけて真田が丸山と交代。 ピットインの間に#10足立がトップにたつ。 11周目、#3高田が順位を上げてきた。4位。そして前の丸山を射程距離に。 その翌周、トップに立っていた#10足立はピットに手間取り10位に後退。 代わって#18辻谷がトップに立つ。その後ろでは#3高田が#31丸山をかわして2位浮上1時間が経過したころ、上位に顔を表してきたのは3人衆の#105チーム夏だけニュートン。 じわじわと上位陣とのさを詰め続け、18周目に2位の#3高田をとらえて2位に浮上。 さらにトップの辻谷を追いかける。さらに辻谷が19・20周目にもたつき5分以上あった差をいっきに90秒差にまで詰めた。 3位の#3高田も黙っちゃいない。一度かわされた#105夏だけニュートンチームを21周目に再び抜き返して2位に返り咲き。 ここからレースは中盤戦へと入っていく。 2時間(トップ22周)でのトップ10
2時間〜4時間 24周目、#105夏だけニュートンが再び#3高田をパス。 後方では#31真田/丸山組が20周目に2度目の交代。休憩明けの真田、AAクラスらしい走りで猛追。ぐいぐい順位を取り返していく。交代後5周で15位から一気に一桁まで取り返した。 28周目、4位争いが入れ替わる。#5伊藤が#10足立にかわされて5位に後退。 3時間が経過した頃、一つ目の波乱。3位の#3高田、30周目に大ブレーキ。この周回18分・・・10位まで転落。 ソレとは逆に大ジャンプアップしたのが#31真田/丸山組。とうとう3位にまで戻ってきた。 翌32周目、トップ#18辻谷がピットイン。2位の#105夏だけニュートンピットイン。 自分自身で作業をした辻谷が手間取っている間にニュートンチームに先を越され、トップが入れ替わる。 しかし夏だけニュートンがトップを走ったのはこの1周のみ。翌周にはふたたび辻谷がトップに立つ。元の隊列に戻ったかと思われたが、さらに翌周、ふたたびニュートンが前でもどってくる。アイアンマンの辻谷と3人組の夏だけニュートン。やはり元気なのは夏だけニュートン。 ここから辻谷がすこしずつ離されだした。 3位を走っていた#31真田/丸山組も給油とライダーチェンジ。その間に#57白澤/奥川組に、その翌周には#61小林/日置組にパスされて順位を2つ落とす。 4時間(トップ42周)時点でのトップ10
4時間〜ゴール そして波乱の終盤戦4時間を過ぎてすぐに一つ目の波乱。 トップの#105夏だけニュートン、なんと歩いて戻ってくる。 チームメイトと工具を抱えて再びバイクへ戻るが、修理は無理との判断。バイクを押して戻り、ココでリタイヤ。記録は43周。 再びトップに返り咲いた#18辻谷、2位とは2周弱の差。このまま逃げきってしまうのか? しかし辻谷には昨年、トップ争いをしながらもパンクでリタイヤしている。 どこかに「まさか今年も・・・・?」的な空気が流れていましたが今年は違う。 もしものために「てっちり日本海」河本氏から前後スペアホイルを調達(なかば強奪らしい)してきていた。 しかし2つ目の波乱が起きてしまう。「もしも」をかんがえるとそれが現実になる。 50周目、残り時間も1時間ちょい、というところで辻谷まさかのパンク。しかし備えあれば憂いなし。スペアホイルに換装で12分ロスするもトップをキープしたままピットアウト。しかも2位とはまだ3分差ある。 これで勝ちはいただいた!と言う感じだったであろう辻谷。しかしそうはいかなかった。 スペアホイルの換装がうまくいかなかったのか、再びピットイン。ここで5分のロス。 さすがにアドバンテージは守りきれず#57奥川/白澤組にトップを奪われる。さらには#3高田・#8須崎も同一周回に戻ってきた。 辻谷がピットアウトした時点で残り45分。誰が勝つのか全くわからなくなった。 次の周回、またまた辻谷ピットイン。今度は給油。。。。。なぜさっきしなかったのかは不明だがさらにトップの#57奥川/白澤組から離される。その差3分。残りは15分。 勝負あり! そしていよいよラスト1周、なんと先に戻ってきたのは#57奥川/白澤組。辻谷は10秒ほど後ろ。 もう一度抜き返せる、そう思った辻谷は「よっしゃ、いったるでー!!」と気合充分でコントロールラインを通過したその直後、6時間・のべ2200台の通過で積み上げられた砂バンクにフロントをすくわれてコースアウト。。。。。。自爆。 30秒ほどの差になってしまったもののモーレツ追い上げを見せ、トップを追い詰める。そしてなんとなんと、#18辻谷がふたたびトップに立ち、そのままチェッカー。大逆転で3rdロクフェスを制した。 |
いやぁ、なんともタイヘンな後半戦でした。 辻谷選手のためにこの一日があったようなレースでした。このレポートも(笑) 毎年思いますが、チェッカーを振られたみなさんのヘルメットの中の笑顔はすばらしい! 「やった!はしりきったぜ!」ってのがすごく伝わってきました。 雨で前夜の大宴会は中止となってしまいましたがそれをおぎなって余りあるくらい運営側としても楽しめました。 やっぱり次は8時間だよ、オクムラさん、けんけん(笑) あ、どうも。3月から長野県人になったけんけんです。 今年は、本当に台風に翻弄される年ですね。 けんけん一家も台風が迫る中、プラザ阪下まで450kmの道のりをやってきました。 会場では、けんけんをよく知ってくれている人達から「よ〜来たな〜」と言われましたが、年間のレースの中で、ロクフェスが一番好きなんで、ちっとも苦じゃないんですよ。 で、大好きなロクフェスの大好物の『ロックフェス』は大雨の影響で中止になってしまいましたが、特別に解放してもらった食堂での前夜祭も、賑やかで良かったですね。 こんな風に、前日から楽しめるのがロクフェスの良いところだと思います。 曇り空の日曜日は、気温も低めで、らしくない気候となりました。 けんけんは、今回も車検担当でしたが、チェックは盟友のりんちゃんが担当してくれたので、主なお仕事は車検ステッカーの裏紙ハガシです(笑) 当初、この作業に手間取ったせいで、車検場は大渋滞となってしまいました(すみません) ロクフェスの車検ステッカーと言えば、昨年同様おやじちゃん特製の「アレ」っぽいやつです。 今年も「不合格」や「おやじちゃん」キャラ入りステッカーが数枚ありました。 レアものをゲットした方は、おめでとうございます。大事にして下さい。 でも、今年は人間的にアレなヒトが多かったので、来年は「人○失格」ステッカーも用意してもらいましょう。 その車検なんですが、数名の方がサイドスタンド装着で再車検になりました。 某全日本CCでは認められているのですが、ロクフェス(アクションも)は取り外しが必須ですので、混同の無いようにお願いします。 また、タンデムステップの取り外しや、取り外せないステー、ヘルメットホルダーへのテーピング、ライトやメーター類のテーピングも忘れないようにお願いします。 それから、ノーヘルでマシンに乗って来る方もおられましたが、ノーヘルはいかなる場合でも絶対禁止ですよ。 レースは、気温も低めのままだったので、かなりハイペースで進行しましたね。 「フェスティバル」らしくない各クラス入り乱れてのトップ争いには、目を見張るものがありました。 某全日本CCで活躍の真田選手も、月山での水没で溜まったストレスを発散するかのような走りで、さすがAAライダーと誰もが思ったことでしょう(さいちゃん除く) ただ、真田組は残念なことに何度もゼッケンが剥がれてしまい、ピットでのロスが目立ちました。 他にも、ゼッケン剥がれで黒旗を受けているチームがありましたが、耐久レースではこういったことのロスが順位に影響を及ぼすので、対策をしておきたいですね。 対策と言えば、阪下のマディレースはブレーキにも深刻なダメージを与えます。 水を含んだ土が、研磨剤のような役割になって、パッドが無くなってしまうのです。 ディスクカバーを装着したり、穴無しのディスクプレートを使うと、かなりマシになるようです。 優勝した辻谷選手は、スペアホイールに交換のタイミングで、ブレーキパッドの交換をしていました。 彼は、2年連続マシントラブルでトップ争いから脱落をしたので、今年こそはとの気合いの現れだったと思います。 いや、彼だけではなく、他の選手も順位に関係なく、真剣にレースを闘っていました。 この真剣さがレースを面白く、そして6時間の長丁場を闘い抜いた後の楽しさに変わるんでしょうね。 喜びに満ちた人も、悔しさに涙した人もいたと思いますが、そんな皆の思いがロクフェスを成長させていきます。 冒頭にも書きましたが、けんけんはこのロクフェスが大好きです。 ロクフェスは、何の冠も付かない草レースですが、この草レースこそレースの原点で、そこに参加してくれる皆さんの思いが最高の冠だと思っています。 来年もまた、最高の草レースをやりましょう。 『8時間』後の皆の顔を見せて下さい(笑) |
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
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文・写真 奥村善武