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2009 6(ROKU)フェステイバル in プラザ阪下
レポート
2010年9月3日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場
年初にアクションEDのチラシを配っている時には
「あれ?ここに6耐の予定ないですやん」
プラザ阪下の会場でライダーに出会うたびに
「今年の6耐の日程はまだですか?」
ツーリング先で出会った関西ライダーに
「今年も6耐ですよね。出場しますから」
そこで、昨年の実行委員会を急遽招集して緊急会議を開く(なにわ食堂で)
委員O「なんだか今年もやらなあかん空気になってきたんやけど」
委員F「なんか耐久マニアみたいな人達がいるんやね」
委員K「けど去年と同じぢゃおもろないなぁ」
委員O「耐久言うたら今年は愛知で12時間と岐阜で24時間があるし・・・いっその事全部出場するクラスを作ったらええねん。全部合わせて42時間耐久。いやでも42は数字の並びが悪いなぁ」
委員K「ほなら1時間プラスしてチャレンジ43でどやろ。うちんとこ7時間の16%増量で行こう」
委員F「まあ、ふつうに考えたら43時間なんて走る人おらんやろし話題性を持たせてこれでやろう」
はいっ!レース終了後YUIちゃんと新世界で串かつデートしてきました、おやじちゃんです。夜道には気を付けたいと思います(笑) そんなウカレポンチなオイラのレースレポート、いってみましょう! 8時05分00秒 「イーッ!!」の掛け声でハジマリマシタ、最高気温36.2℃、25,200秒のの長く、暑く、熱い祭。 バイクにまたがる前に転んだショッカー(そんなんじゃ戦闘員は集まりませんよ(笑))を尻目にアイアンマン、2人組、3人衆、4人組の順に出 ていきます。 最初に集計に帰ってきたのは#15森川。その後ろは#17佐久間、昨年のウィナー#1北村と続きます。いきなり5分31秒(全車全周回の内で 9位のタイム)のと言うハイペース。2周目、少しペースは落ちるがガラリと順位が入れ替わって戻ってくる。2周目のトップは#17佐久間。以降、#14辻谷、#10静間、#60川 口/足立組、#13ショッカー池田と続く。 3周目には3人衆のチームが追い上げはじめてきた。#113西岡/林/埜中組と#109高橋/神農/戸高組。そして#108松井/折野/稲葉 組の3チームが飛び出てきた。組み合わせを見てみるとそれぞれ勝つためにやってきたようなチームばかり。どこが勝ってもおかしくないような雰囲気である。その3チームから抜け出したの が#113#113西岡/林/埜中組。 上位陣より20秒近く速いペースでどんどん順位を上げ、3周目には5位、4周目には4位、そして5周目には2位にまで上がってきた。さらに トップ#17佐久間の真後ろについてロックオン、翌6周目にはトップの座を奪い取る。 トップに立った#113西岡/林/埜中組はペースを落とさずどんどん逃げて行く。1時間経過時 点では2位に90秒の差を付けていた。 1時間を過ぎたあたりから全体的に落ち着いてきたように見えてきた。トップの#113西岡/林/埜中組はまだまだ後ろを引き離していこうと飛 ばして行く。しかし、それに待ったをかけようとしたチームがいました。 #60川口/足立組。90分当たりからトップの#113よりも10秒以上速いタイムで追い詰めていきます。そして18周目には#113ピット インの間にとうとうトップに躍り出ます。 が!すぐに追いつかれ再び2位に転落。このあと22周目にもピットインの間に#60川口/足立組がトップに立つが翌周にみたびかわされる。 スタート(am8:05)時点ですでに30℃を超えていた気温、。時間が進むにつれてどんどん気温が上がっていきます。日陰にいても汗が滝の ように出てくる。水掛けスポットも序盤から大忙し。選手たちからも「アツイ〜」「キツイ〜」「やめときゃよかった〜」との声が出始める。 このレースのラップタイムは上位陣が5分前半で走っているのに対して、全チームの平均は8:03。無理して壊すくらいならちょっと間引いて温 存する方向で行こう、ということなのかもしれませんね。それを裏付けるかのように前半、リタイヤする選手が全くいなかったのです。ハジメテリタイヤ※したチームが出たのは2時間 50分を経過したあたりでした。 ※データ上では確認できないピットの出入り、トラブルがあっての長時間ピットインなどもあったと思いますが、最終的にチェッカーを受けること がなかったチームのことを指して記述しています。 3時間が経過しようかと言うところで上位陣に動きが出ます。総合6位を走っていた#108松井/折野/稲葉組が#58浦川/田中組にかわされ る。さらに総合8位・9位だった#15森川と#17佐久間が遅れ、それぞれ4つずつ順位を落とす。さらに30周目には3位を走っていた#62榎本/永田組にもトラブル発生、約30分を費 やしてしまい28位にまで後退。 レースは3時間30分、折り返し点を迎えます。上位陣には#14辻谷が総合で一つ順位を落としただけでここまで大きな動きはナシ。 この中盤を超えた時点でパドックを回ってみました。 どのチームも笑顔がない(笑) みんなぐったり、暑いんですよね。ものすごくつらくなってきているというのがものすごく感じられました。 その中で唯一異様なまでのハイテンションをキープしていたのが西岡/林/埜中組。 TOPを快走しているイキオイそのままでしたね。 パドックから戻ってくるとトップが入れ替わっている!40周目、#60川口/足立組がまたまたトップに立っている。しかも今回は1周限り、と かじゃない!次も、その次の周もTOPで帰ってくる。#113との差も2分開いている。コレはもしかして完全に逆転か?と思われましたが。ここで勝負の神様はいたずらをします。 44周目、ピットインして給油、川口→足立へ交替。約90秒のピットストップ。その後ピットアウトしてすぐに事件は起こる。 集計ポイントでまさかのストール、よろける足立。再始動しようとするがなかなかかからない。ここで30秒のロス。 そう、2分の差を使い果たしてしまったんですねー。エンジンがかかってコース復帰したときには追う側の#113西岡/林/埜中組は真後 ろ。#60足立の姿を目視した#113埜中は否が応でもテンションが上がる。「ぃよっしゃあぁぁぁっ!」と声を出して足立を追いかける、逆にテンションが下がってしまった足立はなすすべな く翌周にTOPを奪われる。 このトップバトルの間に2名のライダーがリタイヤしてしまいました。 初代優勝者の#1北村が40周目に、そして45周目には総合4位、クラストップだった#14辻谷がレースを終えてしまう。 辻谷のリタイヤ原因は昨年と同じパンク。昨年は#1北村とのトップ争いをしているなかでパンクしてしまい、リタイヤとなっていた。昨年のトッ プ争いをしていた2台が今年のトップ争いの影で相次いでリタイヤ、何の因果なのか。。。。 タラレバのハナシをしてはいけないのかもしれませんが、#14辻谷がレースをあきらめたこの周、アイアンマンクラスのトップ3はすべててっ ちり日本海チームで、辻谷と3位#16鎌野の差は30分あったことがレース後のデータ解析で判明。もし、パンク修理を行ってもクラス3位で復帰できるだけの大きな差が開いていまし た。これをもったいなかったと取るべきかどうなのか。。。。。 クラス別では同一周回バトルがなくなりました。しかし、総合では#113西岡/林/埜中組と#60川口/足立組が同一周回。さらに全体的に ラップタイムが落ちてきている中、この2チームだけが5分台で周回をしてます。5時間を超えてもなお同一周回、ハイペースで争う凄いレースに なっています。 5時間経過、ということは時刻で言えば午後1時。これからしばらくが一番気温の高くなる時間帯。すでに35℃は突破していました。そんな中を 選手たちがゴールに向かって走り続けます。各クラス、順位の変動はほとんど無し。 さらに時間が進み、残り1時間辺りに空を見るとなにやら怪しげな雲。どうやらゲリラ豪雨がやってきそう。プラザ阪下の東、奈良県の桜井や橿原 あたりで降っていて、西へ西へと近づいてくる。weathernewsによるとどうやらなかなかの土砂降り。ゴールまで持つのか、それとも先 に降るのかが心配されましたがレース中には降ることはなく7時間のゴールを迎えようとしています。今回新導入の電光掲示板が“LAST1”を 表示しました。それを見て「にやっ」と微笑む選手、まだ1周あるのか!とうなだれる選手、いろいろでした。 そしてゴール地点には今まで見たことのない人数のフィニッシャーズロード。みんなで盛大にゴールを迎えよう、という気持ちが集まったんです ね。いつもはこのフィニッシャーズロードに参加できないコースマーシャルやスタッフたちも加わります。 そして15時9分44秒、71周、25,484秒間走り続けた#113チームグランド☆チルドレン 西岡/林/埜中組にチェッカーが振られて レースが終了となりました。 #113のエントリーを見て「勝負に来たな」と、正直オイラはそう思いました。 すごいのは「勝ちに来てホントに勝って帰る」ということをやってのけること。なかなかできることじゃないと思います。 選手が速いだけでは勝てません。バイクを壊さないように乗らなきゃいけないし、壊れないように整備しなきゃいけない。 そして手伝ってくれるヒトがいないといけない。それがすべてうまく重なっての優勝になったんだろうな、と思います。
最終リザルトはリザルトページからごらんください。 |
あ、どうも。最近、二児の父になったけんけんです。 YUIちゃんもかわいいですが、うちの子の方がかわいいと思えるのは大人になった証拠でしょうか?(笑) 前夜祭では、久しぶりにかっちりリーゼントでR&Rさせてもらいました。 ちっとも大人になってないヤンとか思いつつ、今年はお客さんも多くて とても楽しく演らせてもらいました。 あ、実は6フェスのロクはロックにもかかっているんですよ〜 さて、そんなけんけんですが、今年もかき氷担当と車検を担当させてもらいました。 今年の車検ステッカーは、MCおやじちゃん特製の○○ァ○ゲリオ○風で、ちょっとかっこよかったですよね。 それにお気付きの方もおられると思いますが、協賛各社のロゴもプリントされていたんですよ。 その車検ステッカーには、前代未聞の「車検不合格」と書かれたステッカーもありました。 もちろんネタで、これが貼られたからといって不合格じゃないんですが、中には「合格に貼り直してください」と言ってきた方がおられました。 見た目と違って、細かいところを気にしている総○☆ecの監督様には深くお詫びしたいと思います(笑) その総帥○ecチームのマシンは、ロスマ○ズカラーのKTMでとてもおしゃれでしたが他の方もきれいなマシンを持ち込まれてました。 中には、新車卸したての方もいたりして。 やはりきれいなマシンは整備も行き届いているし、トラブルも少なくなるんでしょうね。 そんな一台が優勝した#113のYZ250Fでした。 ヤマハインターカラーに塗られたマシンは、ロスマン○カラーと共にGP500世代(アラフォーとも言いますが・・・)にはたまらないものがあります。 それにしても、レース当日は早朝から酷暑でしたね。 受付車検から汗ダラダラで、7時間も走ったらどうなってしまうんだろかと実行委員ながら心配になってしまいました。 そんな暑さを少しでも凌げたらと、今年もかき氷屋さんを行いました。 昨年は子どもたちに大人気で、レース終了前に売り切れになるという反省点があり、今年はチケット引換え&有料制とさせてもらいました。 それでも時には長蛇の列(特にYUIちゃんサーブの時は)で大幅に増量した氷が足りるか心配になるくらいの大人気でした。 シロップの種類も増やしたので、楽しんでいただけたかなと思います。 とはいえ、やはり一番氷を欲しているはずのライダーの方に 充分行き届いておらず、この点は来年の課題ですね。 |
6フェス参加の皆様、大変お疲れ様でした! 受付担当のさいちゃんです。 前回のアクションより おやすみを頂いておりますが、 実はこっそり集計室の2階から観戦してました( ‘∀‘) 7時間になったけど、ライダー集まるのかな〜と毎日エントリーリストとにらめっこしてました。 でも、最終的には64台も! そして7時間で平均ラップタイムが8分ということは平均でも52周!? さらにトップは71周!? すごいぃぃっ!! この猛暑の中、皆さん本当に頑張られていましたね! (私は4周連続走るのが精一杯です(;´Д`)) モトクロスコースの1部しか観られませんでしたが、 7時間走り続けるレースとは思えないくらいの迫力ある走りでエンデューロって素晴らしいな。 と改めて感動しました。 来年は、1時間増えるという噂がありますが、 新たな参戦者の方、リベンジの方、トップを目指す方それぞれの熱い想いを またこの熱いレースにぶつけえもらえたら。と思います。 なお、かき氷の味のリクエストがありましたら掲示板にお願いしますっ^∀^)φ |
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
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文・写真 奥村善武