TOP > レポート>2009年 デュアルスポーツ(海編)
第16回 デュアルスポーツ in 小豆島 レポート
2009年5月30〜5月31日:開催
香川県 小豆島:会場
今年は2日間とも晴れました!
2009年 通算第16回目となるデュアルスポーツ in 小豆島です。

いつものイベントのいつものコース。そんなマンネリを打破すべく今回打ち出した企画は「定番ながらの改革」
まずはコースレイアウトの見直しから始めました。
4月に行う現地実走調査では新規コースを開拓するため1日の余裕を持って島の山中を上がったり下がったり。
この限られた小豆島の中で新規開拓するのは至難の技でもあります。そうなんです。100台近くの参加者に安全に楽しんでもらえるコースを設定するのは・・・
そんな中で今回のレイアウトは「スーパー上級」と「上級」と「中上級」クラスの設定として今までの「初級」という表記は止めてベーシックなレイアウトにスペシャルなコースの追加となりました。
土曜日は「太陽コース」

今までは足慣らし的な所もあってさほど難しいレイアウトは取っていませんでした。
そうだ!いつものあの長〜い下りの林道を登ってみよう。でも初級者では最後のつづら折れが登れないかも?なので中上級としたのですがほとんどの参加者が走破出来たのではないでしょうか?
そして続いての上級者限定の通称「亀岩コース」。ここは前回、前々回と雨天のためキャンセルになっていましたので常連の方はおひさしぶり。初めての方は新鮮で驚きのコースでしたでしょう。
結果、思ったより走破に時間が掛かってしまい全員帰着が18時となってしまいましたね。再考の余地有りでしょうか?
そしてお試し的要素もあったスーパー上級はいかがでしたでしょうか?あまりの激下りに転がって落ちた???方もあったのではないでしょうか。ここも考え直してみましょう。
日曜日は「オリーブコース」

このコースのレイアウトは変更なし。
今回は快晴で気温も25度前後のツーリングにはもってこいの気候のためスカイラインの太陽の丘から蒼い海岸線まで下りそして小豆島最高地点まで駆け上がるワインディングコースは最高に気持ちのいいロードコースでしたでしょう。
オフバイクはダートから舗装路まで両方楽しめますからこういうアレンジも試みています。
そしてチェックポイントを過ぎればこのコースのメインイベントとなる山から海への駆け下り。今年は路面が乾いていたため若干簡単過ぎたでしょうか?
ここでエピソードを一つ
このコースの最初にある果樹園からスカイラインに上がる私有地での事です。
昨年、路面が濡れていたため渋滞が起き路面が掘れてしまいました。
そして実走調査のとき地主の方にご挨拶に伺うと
私「すみません。今年もよろしくお願いします」
地主様「ああ・・・もうそんな季節やね。」
私「はい!」
地主様「実はな、去年あんたたちが走ったアトがかなり掘れてな、困ってるのや。」
私「はっ、はぁ・・・ 」
沈黙・・・
私「もう使わしてももらえないのでしょうか・・・ 重機とか導入して整備してもでしょうか?」
地主様「そんなんやない。道の真ん中が荒れるので両端を走ればええんや」
私「はっ、はあ。それでは大会前に両側の竹と草を刈ります。」
地主様「うん、それやったらええやろ。」
私「ハイ。がんばってやってみます」
あっ、あかんわ。ちょっと怒っておられるなぁ。もうあかんかなぁ・・・
とにかくせっせと草刈りをすべくスタッフ2名で現地に行くと。
なんと!長さ約300メートル幅4メートルに渡って刈り込みがしてあるではないですか!
なんて事ですか。もう私は嬉しくて涙が止まらなくなりました。
このデュアルスポーツがこんなに理解してもらえるなんて。
前回も野良仕事の方や子供達が参加者に向って手を振っておられるのを見ました。
小豆島の住民の皆様本当にありがとうございます。
ひょっとして、この島はモーターサイクルにとってパラダイスなんぢゃないでしょうか。
小豆島に感謝!そして万歳!!!

土曜日の夜は全員が帰着した後の「抽選会&ウエルカムパーティー」
時間が押してしまった為に野外での開催になりました。
抽選会は協賛の MC-JAPAN(シニサロウエア)& japex(ガエルネブーツ)様よりの豪華景品多数。
ウエルカムパーティーは東大阪のバイクショップ NewTon様より一発芸の景品を頂きました。ありがとうございます。
そしてこのときギター&バイオリン&ハモニカでノってたのはこのコース管理長の HARi です。そして飛び入りで歌や演奏で盛り上げてくださいました参加者の皆様ありがとうございました。
次回もやりましょう。そして更なるエンタテイナーをお待ちしてますよ。
いかがでしたでしょうか第16回デュアルスポーツ in 小豆島は。
ただ走りに来られたのではなくもっとこの島を楽しんでもらえたらと思います。(観光&海釣りなどなど)
この島には海、山、そうめん、醤油、オリーブ、ライダーに優しい住民の方々、そしてなによりもオフバイクをこよなく愛する参加の仲間達があります。
まだまだ開催しましょう。
次回第17回と言わずにこの島と私達オフバイクライダーがいる限り・・・
ずっと・・・
追記
今回の私の小豆島の旨い物発見
タケサンの「島の味」
よくあるしょうゆ味の揚げせんべいですが、とある有名メーカーの数万倍旨いでス。
これ本当!もっと買ってくればよかったなぁ・・・
食べたくなったアナタ!来年も参加するしかないでしょ。
文・写真 奥村善武
写真 福山