2008 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第3戦 レポート
2008年9月21日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場
はい、今回も大して長文じゃないくせに筆のなかなか進まない文豪(笑)、MCおやじちゃんがレースのレビューをさせていただきます。 ってゆーかですねぇ、オクムラ氏の「でもそのスタイルはサーカスで自転車に乗るクマみたい?」とか「夏なのにますます皮下脂肪を溜め込んでマス。」とか、この紹介のしかた、ワンパターンでツッコみ入れるのも飽きてきました。いい加減新しいこと考えないとマンネリですよー。 失礼、脱線してしまいました。それでは練習走行から波乱のあった1時間耐久レースのレビュー、いってみましょう。 | |
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そのオープニングラップを飾ったのは先行スタートの#1井藤、2番手以降は#3松村、#21埜仲、#106浅浦、#14池口の順。 しかし、早くも2周目に動く。2位だった#3松村が10位まで後退、そしてトップを走っていた#1伊藤が#21埜仲にかわされる。 すでに埜仲は2位に37秒の差をつけ、序盤から逃げまくる。 これに待ったをかけたいのが#106浅浦と#14池口。しかし#21埜仲は他の選手より1周あたり10秒以上速いペースで逃げ、どんどんと引き離す。4周目には1分以上の差となる。 レースは中盤に入るが、大きな動きはなく過ぎていく。後日集計のログを見て気づいたことではあるが全ライダーの平均ラップタイムが9分40秒と、過去のアクションエンデューロの中でおそらくイチバン周回に時間のかかる(=コース難度の高い?)1時間耐久レースにもかかわらず3周目から7周目まで、エントリーの28台中、上位11台が全く順位の入れ替わりがなかったのである。難易度が上がれば上がるほど順位の入れ替えがめまぐるしくなると思っていただけに予想外。最終的に#21埜仲が84秒の差をつけてトップでチェッカー。以下順位は#106浅浦、#14池口、#22梅木、#1井藤とつづいた。 |
思ったより難しい、そう思った人も多いでしょう。でも、一ヶ所「スイートスポット」があって、はまるといくらでもいけそうな感じになるんです。 本来はウィリーとかジャックナイフを練習するのに使うらしいこの「トライアル養成ギブス(仮称)」をつかった「スーパーバランス選手権(仮称)」 MCおやじちゃんの2分が2秒を超えるのはいったい誰? 皆さんの挑戦を待っているときにやってきたのが、吉川和宏選手。おやじちゃんの記録は抜いとかなアカン!とチャレンジ。 その記録は・・・・・・・・・2分40秒! 負けました。おやじちゃん、負けました。 何とか再逆転を狙うべくチャレンジしましたがダメでした。 どうやらその後ウチのスタッフが3分14秒という記録を打ち立てたそうです。 しかし、残念ながらスタッフ、トライアル経験者、ゲストライダーは賞典外です。 ほとんどの人が10秒持ちませんでした。その中で優勝を飾ったのは21秒15で知花 理恵選手。KTMオリジナルグッズをプレゼント。 次回もぜひやりたいと思います。モトクロームさん、また持ってきてくださいねー。 次は4分狙ってやるっ! |
さてさて3時間のレース開始時間がせまって来た。しかし雨はまだ降って来ない。 3時間のコースレイアウトの目玉は1時間コースプラス普段使っていないモギコース奥の黒山土の約30メートルのヒルクライム。 しかも草刈りをしていない隠れ溝ありのいやらしいところ。この先雨が降ればどうなるのだろうか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ただし、招待選手のJNCC#6吉川選手と#57杉本選手は最後尾ワンポイント遅れのスタートである。 実況は最近その愛車のビューエルでツーリングに会場視察にと走り回っているがもう少し体重を落とせば燃費劇的向上&CO2節減するんぢゃないの?の oyajicyan です。 今回はスタートからなにやらきな臭い。#57杉本はなんとIDタグの付け忘れに気づいてピットへ。6分遅れてスタート。 オープニングラップを取ったのは#7浦川。すぐ後ろに#4小田。以降#51神農・#6吉川・#9興山と続く。 #57杉本は6分遅れたにもかかわらず17台を抜いて13位。おそるべし赤ゼッケン。 トップで帰ってきた浦川だったが2周目に何が起きたのか大きく遅れ3位に。その間に上がってきたのは#6吉川と#4小田。 吉川・小田・浦川の差はそれぞれ15秒。後ろは・・・・・来ない。。。。。。。来ない。 4位の選手が現れたのは3位の浦川が通過してから5分経ってからのコト。 3周目、タグを忘れた男、#57杉本が驚速追い上げ。ただひとり7分30秒を切って走っていた。 5周目、負けじと#6吉川も7分30秒を切る。しかしココで杉本は本日唯一の6分台を叩き出す。 この時点でトップ吉川と4位杉本の差は6分30秒。序盤ではあるがキビシイ差になってきた。 しかし!やはりなにやらきな臭い今日のレース。 トップの吉川、6周目にサイドスタンド装着のまま走行して黒旗。外すのに相当なロスが見込まれたが 2分足らずでスタンドを外して再スタート。トップをキープ。 序盤からイロイロありげな3時間。ふと空を見上げると・・・・・さらに波乱を呼びそうな雨雲が近づいてきていた。 1時間(6周)経過時点での各クラストップ3
まっすぐ河内長野に向かっている模様。コレはまずい。ヒルクライムが大変なことになってしまう。 やはり1時間以内の雨予報だけに外れない。ほどなくして大粒の雨が降り出した。 降り始めは特にレースに変わった様子はなかったが、降り出してしばらくするとライダーがなかなか帰ってこなくなった。 集計のログデータを見ても、90分経過あたりからの平均ラップタイムがガタ落ちしている。 トップの#6吉川が8分台後半、そして序盤に唯一の6分台を叩き出し、8周目に3位に上がった#57杉本でさえ10分台まで落ちている。 #6吉川はそのあとすぐにもとのペースに近い状態まで持ち直し、3位の#57杉本を周回遅れにする。 2位の#4小田もワンミスで周回遅れにされてしまいそうなほど吉川がぶっちぎっていた。 この雨でオープンBにも異変が起きた。 トップを走っている#55梅森を1分差で追いかけていたクラス2位#58高橋、3位#68小松、4位#51神農の二人がどうやら大ハマりしてしまった様子。高橋は33分、小松は26分神農も30分かかってしまう。 その間に梅森はそれまでの8分半のペースを11分までタイムを落としたものの大ハマリすることなく、高橋、小松、神農の3人を周回遅れにする。 そしてこの3人のハマリでクラス5位を走っていた#66木村が2位に上がった。 2時間を経過するころ、相変わらず西の空はヤバイ雲行きではあるが天気は少し落ち着く。 レースはいよいよ終盤戦に入っていく。 2時間(16周)経過時点での各クラストップ3
引き続きオープンBのトップ争い。12周目、今度はトップの#55梅森がハマる。この周回16分。その間に#66木村が8分の差をひっくり返してトップに立つ。 しかし梅森、翌13周目に再び木村を抜き返してトップに。再び逃げ体制をとる。 今度はプロダクションBに動き。8周目にまず2位を走っていた#203山口にトラブル、この周回、1時間28分を費やし脱落。翌9周目、今度はトップを走っていた#204井上が雨の餌食となってしまったのか、コントロールラインに戻ってこない。この周1時間20分費やし、最下位でレースを終えることとなってしまう。 代わりに上がってきたのは#201志水。8周目には40分かかってしまったものの、その後はペースを取り戻し、トップをキープする。 そのころコースより連絡があり、ヒルクライムのキャンセルが伝えられた。 トップは16周目、1位の#6吉川が2位の小田を周回遅れに。コレで全台ラップ達成。小田はさらに#57杉本にも交わされ3位に。 しかしまだまだ波乱は終わらない。17周目、思いもよらぬ形でトップ吉川の姿を見ることになる。 集計室をノックする音がした。ドアを開けるとそこにはなんと#6吉川の姿。 エンジンを壊してしまったらしい。リタイアするためIDタグを返しに来たのだった。 変わってトップに立ったのは#57杉本。2位#4小田よりも1分以上速いペースで走る。 そのままトップを守りきり、波乱まみれの3時間を杉本が制した。 |
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
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文・写真 奥村善武