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2008 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第2戦 レポート
2008年7月6日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場
遂に2008関西ガルルカップアクションエンデューロの再起動です。

やっと2008年の目標ができました。
おかげ様でプラザ阪下モーターランドの営業継続を受けまして今年も全5戦開催致します。
約半年、今年も後半になってからの第2戦です。
関西オフバイクレースFUNのみなさまお待たせしました。
さあさあ残り4戦全開で突っ走りましょう!
今回の第2戦ですが梅雨の季節の豪雨の中の想定で企画しました。
コース下見も少々遅れて6月下旬となり、まさに雨の中の視察です。
草木も今が一番成長する時期でもありプラザ阪下は草ぼうぼう。まずはその伸びた草刈りから始まりました。
これからのプラザ阪下は出来るだけの緑地化を進めて行くので極端な土手越えなどは設定が困難になりました。
従って既存のコースのレイアウトが基本になります。
しかも今回は雨を想定してのライン取りになるので難しい事は出来ません。
まあ良くて以前からある沼のセクションを取り入れる事から考えてみました。
さてさて、7月になってからの初めての日曜日です。
本来なら雨がじゃぶじゃぶ降っているのでしょうが・・・
何と当日の天候は晴れ!しかも気温予想は34度なんて天気予報が言っている。
これはライダー自身との体力勝負になりそうである。
用意した沼セクションも干上がってしまいそうだ。

今回の事前エントリーの出足はかなり鈍かった。
会場のプラザ阪下の営業継続決定でオフライダーみんなに安心感が広がってしまったのだろうか?
それとも今日の真夏の天候を予想してとのことだろうか?
とにかく締切時点で70台少々。でもヤメる訳にはいかない。
ここで辞めたらあれほどのオフバイクFUNの署名運動が水泡に期す。
いやしかし、やっぱり関西オフレースバイクFUNは不滅でした。
当日エントリーがわんさか!怒濤の如くで朝から受付はパニック状態。
ほんとありがとうございます。やっぱりやっててよかったと思う瞬間でした。
どんどん上がる気温の中、1時間レースのスタートがせまって来た。
一番の対策は熱中症!たとえ短い1時間と言えども油断大敵です。
そして今回は暫く中断していたコース下見慣熟走行を復活!1時間レースが2倍美味しくなりましたよ。
そしてそして実況はいつもの oyajicyan です。夏なのにますます皮下脂肪を溜め込んでマス。
一番熱中症が恐いのはアナタでしょ。1時間しゃべって何キロダイエット???
はいっ、呼ばれて飛び出ましたアクション実況、いつまでたっても綴りを「oyajicyan」と間違われているMCおやじちゃん(oyajichan)です。
ってゆーかさぁ、もうちょいマシな紹介のしかたはないのかしらねー、まったく。人の皮下脂肪のコトは気にせんでもよろし。
オイラは“○○したら△△が出た”ほうが怖いと思いますけどねぇ。。。←気になる人は本人に直接聞いてみましょう(笑)
おっと、話が脱線してしまいました。とても暑いレースでしたね、ホンマ。しばらく間が空いての開催となったアクション第2戦、おやじちゃんのレースレポート、いってみましょうか。
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1H |
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オープニングラップは先行スタートのアドバンテージを持つスーパーレディース#1の井藤。2番手は井藤にに遅れること38秒、#27河本、後続は#13池口、#14大槻、#29白田と続く。
なんとか貯金をキープしておきたかった#1井藤だが2周目に#27河本に捕まってしまい2番手に後退。
次にレースが動いたのは3周目。5位を走っていた#29白田が#14大槻をパス。4位に浮上。しかし、5周目に転倒したのか遅れを取ってしまい9位に後退。代わってあがってきたのがこれまで6位だった#106寺島。#14大槻も交わして一気に4位に上がり6周目に突入・・・したもののトラブルが起きたのか彼がコントロールラインに戻ることはなかった。4位には#109吉田が代わって浮上。さらに2位を走行していた#1井藤が#13池口に交わされ3位に交代。大きく動いた6周目となった。
終盤はそのまま上位の順位が変動することはなく、#27河本がトップでチェッカーを受けた。 |
52台がエントリーしたこのクラスいかがでしたでしょうか?
幸い心配した大きな熱中症もなく無事終了。

3時間のレーススタートは11時30分。
まだ午前だというのに気温は軽く30度を越え既にオーバーヒート気味?いやいやそれは気持ちだけで体はクールダウン対策よろしくです。
そして今回のゲストライダーは今年からJNCC全戦エントリーを表明している#57杉本タカキ選手。(全日本モトクロス現役IAライダー)
ココプラザ阪下は最も得意とするコース。いきなり朝のミーティングでトップでゴールすることを宣言!(心の中ではこれだけじゃなかったらしいですよ)
いやいや大丈夫?でも朝の私との挨拶の時こんなこと漏らしてました。
「奥村さん、JNCC難しいです。なかなか成績残せません。モトクロスとは別の魔物がいます。でもこの阪下は任せて下さい。今年はこの会場が中止になった悔しい思いを今日にぶつけます」
なんてコトを言ってました。
見た目は暑苦しいそのコロコロカラダ。でも喋りは爽やかリゾート気分?
やっぱりそのカラダのクールダウン対策はわんこのように口を開けてベロ出してハッハッ言うのかな???の oyajicyan oyajichan 第2ラウンド開始!カーン!
3H |
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1周目、トップで戻ってきたのは#9入田。続いて#8大木、#10山崎と続く。序盤はこの3台が引っ張っていくのか、と思われたが2周目から#9入田が後続を離しはじめた。
3周目、最後尾からの全台抜きを目論んでいたゲストライダーの#57杉本がこの3台の後ろに来た。3番手、#10山崎と2番手の#8大木を4周目に交わして2位へ。レーススタートからわずか30分で残りは#9入田ひとりだけになる。
5周目、入田もに交わし、全台抜きを達成した#57杉本、ここで目標を“全台周回遅れ”に切り替えた。 今回は1周7分台で回ってくる短めのコース設定。しかもうだるような暑さ。先の1時間耐久でも自身の不調を訴えてリタイヤした選手もいたため、体調、マシントラブルなど、かなり荒れるレースになってくるのではないかと思われた。
その予想は的中。5周目、#8大木がトラブルを抱えて脱落。代わって#7山本が上がってくる。しかしその山本も7周目に脱落。さらに#10山崎も脱落。上位3台が一気に崩れ落ちた。
1時間(6周)経過時点での各クラストップ3
順位 | オープンA | オープンB | プロダクションA | プロダクションB |
1 | 57 杉本 | - | 67 後藤 | - | 103 佐久間
| - | 208 永長 | - |
2 | 9 入田 | +57sec | 60 松田/平岡 | +82sec | 101 田島 | +216sec | 202 山口 | +158sec |
3 | 6 浦川 | +188sec | 66 木村 | +149sec | 105 浅浦 | +1Lap | | |
時間はトップとの差 |
 レースはココから中盤戦。トップ4台に変動はナシ。この中盤で動いたのは総合5番手争い。
7周目に総合5番手に上がった#103佐久間、彼を追いかけるのが#60松田・平岡組。40秒ほどの差を保ちながら周回を重ねていく。
そして11周目、#103佐久間が給油のためピットへ。#60は平岡が走行中、佐久間とタイミングを同じくして交代のためにピットインする予定であったが、佐久間がピットにいるのを見て交代せずにそのまま次の周回へ。これで順位をひとつ上げることに成功。翌12周目には17秒の差をつけ逃げにかかる。
しかし夏のこのレース、そうはうまくいかないのか、なんと#60松田・平岡組はリアスプロケットとハブを壊してしまう。応急処置で再び走り出すが、結局レースをあきらめてしまった。
トップに話を戻しましょう。順位の変動がなかった上位。焦点は#57杉本の全台抜き、できるのか、それとも誰かが阻止するのか。着実にその目標に向かって走り続ける杉本、14周目に3位の#6浦川を交わす。残るは#9入田ただひとり。やれんのか?おい!
2時間(16周)経過時点での各クラストップ3
順位 | オープンA | オープンB | プロダクションA | プロダクションB |
1 | 57 杉本 | - | 67 後藤 | - | 103 佐久間
| - | 208 永長 | - |
2 | 9 入田 | +264sec | 66 木村 | +433sec | 101 田島 | +448sec | 202 山口 | +460sec |
3 | 6 浦川 | +1LAP | 53 高橋 | +1LAP | 104 野崎 | +2Lap | | |
時間はトップとの差 |
レースはいよいよ終盤。4位を走行していた#67後藤が#6浦川を交わして3位に浮上。そのまま引き離しにかかる。
トップの#57杉本は全員周回遅れを達成するためにガンガン攻めていく。18周時点で2位の#9入田まであと97秒。残り時間は45分。そこから逆算してレースはあと5周〜6周。二人のラップタイム差は1周あたり約20秒。う〜ん、ビミョー。さぁ、どうなる?
事態が動いたのは21周目、#9入田がこれまでの平均より40秒遅いタイムで戻ってくる。ココで一気に差を詰めた#57杉本。22周目で14秒までその差を詰めた。レースはラスト2周となる。
#9入田もそう簡単に周回遅れにされちゃあたまったもんじゃない。#57杉本の野望を阻止すべく全開で走行。
23周目、先に下段フィールドに姿を現したのは#9入田だったが、ピット前で#57杉本が前に出てファイナルラップへ。#57杉本が全台周回遅れにする、という目標を達成しトップでチェッカーを受けた。
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そして3時間後のトップライダーは本人のイメージ通りのレース運びとなる、最後尾からのスタートで出走42台を全員ラップする大金星!
やっぱりそのビッグマウスは本物?の#57杉本タカキ選手のブッチギリでチェッカーとなりました。
これからも関西オフバイクレースFUNとオフィスアクションはJNCC杉本タカキ選手を応援します。
これからは現在の#6吉川選手以上の固定シングル赤ゼッケンを獲得して下さい。よろしく!
いやいや、本当に暑ッチいレースお疲れ様でした。
心身共にいい鍛錬になりましたか?
でも大変安心したのはこんなにキビシイ条件なのに熱中症患者がなかったこと。
これはライダー側の十分な対策と体調管理ですね。意識向上ありがとうございます。
スタッフも水ぶっかけサービスで対処しましたが残りラスト1周でプラザ阪下の水タンクが空っぽになりました。ごめんなさい。
来年こそは雨を降らせるゾ!
しかもざあざあもうええわぐらいに。1年に1回ぐらいおもいっきり泥んこになりましょう。
次回第3戦はは9月21日。
少しは涼しくなり秋風も吹き出す頃。
またまた熱き関西オフバイクレースFUNの爆裂参加を舞ってまース!!!
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
文・写真 奥村善武