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2007 関西ガルルカップ アクションエンデューロ
第3戦 レポート
2007年7月1日:開催
大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場

2007関西ガルルカップアクションエンデューロ全5戦のちょうど中盤の第3戦です。
この季節、昨年は天候が大荒れでした。
そうです、ものすごい雨風だったの覚えておられるでしょうか?
そして今年は?
梅雨の盛りのはずだがなんだか穏やか。
曇っている。そう、天気予報も曇り。
このままで1日保ってくれればいいのだが。
そんな心配をよそに今回も124台のエントリー。
またまた増えました。
やはり関西オフレースは燃え上がっているぜ!梅雨空なんか吹き飛ばせ!
の勢いで今回も幕開けです。
さてさてビギナー対象の1時間クラス。
今回は前2戦よりは若干少なめの65台がエントリー。
そうです。このクラスは1度表彰台の真ん中に立つと次回からは3時間クラスに昇格(レディスクラスは除く)しなくてはならないレギュレーションのため毎回3名の方が居なくなるから?
いやいやそれだけではないと思いますが・・・
今回のコースレイアウトはいつもの逆回り!
しかも雨を考えてのコース設定。シケイン&土手越えなんかは下りを基本に作ってみました。

この1時間クラス、事前エントリーにはなかったBMW HP2が当日で参戦!しかもこの方は以前出場の方とは別人。
なんと関西にはこのバイクをオフロードレースで走らせるオトコマエが2人もいらっしゃったのね。
なんと土手越えではガリガリゴリゴリとその重量をイカした走りにはシビレました。
私的には泥の付いてないぴっかぴかよりずっと好きです。また来て下さい
ハイ!では1時間のスタートです。
もうすでにおなじみのローリング方式。観客&応援の皆様にもこの方法が定着したらしく、みなさんすすんでバイクを支えるサポーターになっていただいてます
ご協力ありがとうございます。
こんな協力があってこそのオンタイムスタート。すばらしいです。
ではそんなライブレポは・・・
その声、その体型&風貌がJNCC全日本の顔になりつつ、しかもおだて上げられてまだまだちょっと照れが入って・・・のハニカミMC oyajichan からドーゾ
1H |
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オープニングラップは#19静間が先頭。後を追うのは#25川口、#15磯渕、#24木村と続く。先頭集団はこの4台。第二集団とはすでに30秒の差があいている。
2周目には早くもトップが入れ替わる。#19静間を交わしたのは#25川口。さらに#15磯渕も静間をかわし2位に浮上。
ここから逃げていきたい#25川口。1周ごとに10秒ずつ引き離していき、#15磯渕を最大で30秒差まで引き離す。3位に後退した#19静間も#15磯渕にじわじわと引き離され、25秒差とされてしまう。
レースの行方は結果的にこの2周目に確定。#25川口が優勝、2位以下は#15磯渕、#19静間、#24木村となる。
FUNAクラスは#119上田が1周目からトップを走る。#116五嶋が追いかけるが2台の差はつかずはなれず。
しかし終盤7周目、何が原因かは定かではないが#119上田が遅れる。その間に#116五嶋がトップに立つ。遅れを取り戻そうとする上田だがビハインドは50秒となり万事休す。#116五嶋が優勝を飾る。
FUNBクラスは#205中村が1周目から首位を守りきる。 レディースは広島からのエントリー#302花田が優勝。
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1時間のスタート前には日が差していたのだが昼前にはまた曇ってしまった。
今回の3時間には5月に怪我をしてバイクから離れ療養に専念していたJNCC#2、我が関西ライダーの代表吉川氏がお忍び&リハビリを兼ねてオープンBに2人で参戦している
たとえ小排気量のTT125とはいえその復帰後の走りが楽しみである。
午後のライブレポはその強者ライダー達の順位を間違える訳にもいかない、その冷や汗を拭うハンカチMCとなった oyajichan でドーゾ
3H |
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ホールショットは#7林。しかし何かトラブルが起きた様子。戻ってみれば25位。トップで帰ってきたのは#8小田。後には#6浦川・#12土井・#1チャンプ広兼・#3玉岡と続く。
トップの#8小田は1周目2周目がずば抜けて速く、すでに3周目には2位の#1広兼に1分の差を開けていた。
スタートで驚いたのは#76吉川/野口組。TT−R125でなんと総合6位!さすがはAAクラス吉川選手。沸かせてくれます。しかしこのあとキャブのトラブルで後退してしまう。
上位陣は2周目に#1広兼が一気に2台抜きで2位に。#6浦川は逆に2台に抜かれて4位。スタートで出遅れ13位だった#10入田が6台抜きの7位に浮上。入田はその後もじわじわと順位を上げていく。3位を走行していた#12土井は6周目に#3玉岡に抜かれて4位に後退。
1時間経過時点での途中順位
順位 | オープンA | オープンB | プロダクションA | プロダクションB |
1 | #8小田 | #75後藤 | #106池田 | #207永井 |
2 | #1広兼 | #68福本・平岡 | #109森下 | #203松本 |
3 | #3玉岡 | #54足立・田中 | #108曽田・伊藤 | #202中村・樋口 |
レースは中盤戦に突入、トップを走る#8小田はまったく手綱を緩めることなく爆走。2位以下をどんどん引き離す。90分の時点ですでに同一周回は8台。完全独走態勢を築く。中盤の一時間は上位8台の順位がまったく変わらないまま過ぎていった。
そんな中、後ろからコーッソリと順位を上げてきている2台がいた。1台は1周目に遅れてしまい25位からの追い上げとなった#7林。もう一台はなんと42位スタートの#65鎌野/辻谷組。2時間経過の時点で林が10位、鎌野/辻谷組は12位まで追い上げてきていた。
2時間経過時点での途中順位
順位 | オープンA | オープンB | プロダクションA | プロダクションB |
1 | #8小田 | #75後藤 | #106池田 | #204田中 |
2 | #1広兼 | #54足立・田中 | #104金児 | #207永井 |
3 | #3玉岡 | #59那須 | #102田島 | #203松本 |
 いよいよレースは終盤、#8小田はまだまだペースを落とさない。16周目の時点で2位#1広兼との差は3分弱。そしてトップと同一周回は3台しかいない、という圧倒的な速さを見せ、#8小田がそのまま逃げ切りチェッカー。2位には#1広兼、3位には#3玉岡が入った。
OPEN−Bは最終ラップで#75後藤を交わしコーッソリと追い上げてきていた#65鎌野/辻谷組が大逆転優勝。
PRO−Aは15周目にトップに立った#102セラミスト田島が逃げると思いきや最終ラップで#104金児が交わしてこちらも大逆転優勝。
OPEN−Bは中盤トップを奪われた#207永井がなんとラスト2周で抜き返しコチラもまた大逆転優勝となった。
OPEN−A以外はどのクラスも終盤の大逆転劇。なんとも面白いレースとなりました。
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さて、今回も数々のドラマを展開しての第3戦となりました。
ちょっと期待していた吉川組はマシントラブルで順位を下げ、オープンAチャンプ広兼選手は今回絶好調の小田選手にはばかれ2位に甘んじる。
またこのレースに参戦する為にアメリカより毎回帰国する田島氏は前回プロダクションBで優勝のため今回からそのKDX125でプロダクションAに参戦。
なんと1位を維持していたものの最終周回でチェンジペダルを破損。惜しくも2位になってしまった。
そして前回のコースレイアウトにEZ−9で周回出来ずにくさっていた松本氏は今回KDX125で快走2位。
またまた本人曰く
「やっぱEZ−9でなきゃおもろうないわ!」
次回はきっと元通り。
それよりも彼の風貌は今話題のブートキャンプのビリーブランクスに似てません!?
今回のガルル賞はFUN−Bクラス6位の山口氏に贈られました。
さて次回は1時間のどのクラスでしょうか?
順番ならレディスクラスなのですが6台以上の出走が条件です。関西?いやいや全国のレディスライダーの参加をお待ちしております。
一番心配しておりました熱中症も軽い症状の方が1名のみ。
これもライダー側の意識が向上した結果だと思います。
しかし熱中症はこれからの季節、レースだけででなく日常でも起こります。
まもなく梅雨空けです。お仕事にツーリングにこの夏を健康で乗り切りましょう。
次回は10月14日。秋真っ盛り。
そう。参加賞は私の地元特産品「丹波黒豆枝豆」を用意します。
コースは運動の秋?よろしく、会場のプラザ阪下の使えるだけの2輪全コース最長レイアウトを予定しております。
走って楽しく、食べて美味しいアクションエンデューロをよろしく!!
(このキャッチコピー昨年も使ったかしらん?)
今回以上の関西オフレースFUNの参加舞ってまース!!!
尚、ライブレポートは臨場感を出すためにあえて丁寧語は使っていません。
文・写真 奥村善武