2006 アクションエンデューロ 第4戦 レポート

2006年12月17日:開催

大阪府 プラザ阪下モーターランド:会場


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2006アクションエンデューロの最終戦。
今回はなんと160台のエントリー。これはアクションEDがシリーズとして始まって2年目の第4戦目、通算8回目にてこの台数です。
思い起こせば70台の時もありました。これはひとえにオフロードバイクFUNの熱意が呼んだものでしょう。

当日の天気予報はあまり芳しくない空模様を伝えている。それほど寒くはないものの小雨が降っている。
そういえば昨年のこの時期は各地の大雪と寒波を伝えていたなあ。
今年の最終戦のこのプラザ阪下のコースは凍結でガチガチだったものです。
でも今年はにゅるにゅる。なんせ前週の4輪ダートトライアルイベントでWRCカーが走り回った後とその後の長雨の影響か。

夜明け頃には小雨だった空模様が、ライダースミーテイングの頃には大粒になる。
今回、1時間クラスにはとんでもないビックバイクのエントリー。
なんでもBMWHP2とかKTM950アドベンチャーとか見た事もないようなバイクが・・・
これも参加台数160台のなせる技かな?

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今回はこのプラザ阪下のコースを逆回り。しかも雨でぬかるんだちゅるちゅる路面。1時間クラスにはかなり厳しい条件である。
30分の練習走行時間内でどれだけ試走が出来るのか心配である。
やはり不安は的中。まともに走れないライダーが続出!
試走は1周のみ。それでも全てのライダーがスタートラインに並ぶまで30分以上をついやしてしまった。
波乱を呼びそうな1時間クラス。スタートはいつものルマン式。ライダーが駆け出すところで転ぶかも?
そんな波乱の起きそうなライブレポは喋り出しても2年経過の「oyajichan」 絶妙トークでドンゾ。

  早いものであっという間に今年の最終戦。MCおやじちゃんもしゃべり納めです。今回のエントリーはなんともツワモノぞろい。IA/IBライダーが合わせて9人もいるこのアクション最終戦。誰が勝つ?そして2代目シリーズチャンピオンは果たして誰の手に?

1H
 

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1周目、トップで戻ってきたのは#17森田。その後ろに#4足立、#8石垣と続きます。
2周目には#8石垣が5位に後退。代わって#9浪越が3位、#28興山が4位に。この2台の追い上げがすさましい。
5周目には2位を守り続けてきた#4足立が遅れ、#9浪越、#28興山、さらに#8石垣は#125佐久間にも交わされ一気に6位に転落。
#9浪越、#28興山はトップの#17森田を猛追していく。
 しかし!なんと6周目、#17森田が戻ってこない。これでトップは#9浪越。それを追いかけるのは#28興山。#17森田は1周遅れて帰ってきたものの怪我のため無念のリタイヤ。
 トップの#9浪越、なんと自分がトップであることを知らなかったのである。8周目に#28興山に交わされ、2位になったことをオイラの実況で知った彼はもう一度抜き返すべくファイナルラップの9周目を全力で追い上げる。そして最後の土手越えで並ぶが、#28興山が辛くも逃げ切り優勝。#9浪越は一歩及ばず無念の2位。


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この1時間クラス、コース前半の土手越えステアケースにて渋滞が発生。なんせちゅるちゅるのため重量車と初心者が越えられないアクシデントが起きたため、コースを一部カットさせていただきました。
そしてこのクラスにビックバイクでエントリーしていただいた神戸BigOffClubの面々は今回満足に走れなかったのか泥んこレースが気に入ったのか、来年2007年アクションEDに全戦出場?を約束してくれました。
ビックオフバイクをお持ちのアナタ、来年はエントリーして見ませんか?台数増えれば特別表彰枠なんか作ってみようかしらん?
えっ?そう言う私も走らなきゃならないかしらん。アフリカツインで。でもねー走る度胸よりもコケて壊した時の事を考えると根性のない小心者です。ハイ。



午後の3時間クラス。今回このクラスにエントリーの面々がスゴイ!
特にAクラスにはIA,IBのライセンスモトクロスライダーがごろごろ。
スタートはクラス別横一線のヘルメットタッチ一斉スタート!さすがに80台も揃うと迫力満点。
はてさてどうなりますやら・・・

3H
 

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 1周目、並み居るIA/IBライダーたちを押さえてトップで戻ってきたのは#12玉岡。このまま優勝すれば来年の固定ゼッケン1も夢じゃない。後ろには#3豊山、#20西と続く。3周目に上位陣に動きがある。4位を走っていた#8細野が2台まとめて交わし2位に浮上。翌周には#12玉岡も交わしトップに立つ。トップの座を明け渡した#12玉岡、ココから徐々に遅れだす。5周目には4位、6周目に#14IA杉本を交わして3位に返り咲くが7周目に再逆転。さらに#3豊山にも交わされ5位にまで下がってしまう。
 8周目、トップに立っていた#8細野が#20西に捕まり2位に後退。ココからモトクロスライダーの本領発揮。#8細野のすぐ後ろには3番手、#14杉本の姿があった。

1時間経過での各クラスTOP3
順位OAOBPAPB
#20 西#67 谷先#102 小沢#208 北田
#8 細野+3sec#70 大野/藤井+45sec#114 高辻+100sec#207 安藤/堀沢+121sec
#14 杉本+8sec#80 山下/大木+70sec#109 幾老+107sec#204 福本/小山+144sec
数値は前の順位との差(参考値)です。

 レースはココから中盤戦。
9周目、#8細野、#14杉本に捕まり3位へ後退。上位二台はモトクロスライダー。とんでもないペースで3位以下を引き離しにかかる。11周目、#14杉本が#20西をパス。トップに立つ。杉本はトップに立ったあと、西をも引き離してしまう。恐るべし国際A級。

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 さてさてこの時点でのシリーズチャンプ争いはどうか、といいますと、3戦終了時のランキングトップ、#19広兼が7番手。そしてランキング2位の#15榎本が5番手。ランキング3位の#12玉岡はすでに周回遅れの22番手。この順位だと逆転は難しい。#15榎本が逆転チャンプになるためには最低3つ以上前の順位でゴールする必要がある。
 そのことを知ってか知らずか#15榎本が#3豊山を交わして4位。負けじと#19広兼も#13HOT井上を交わして6位。さらに#3豊山を交わして5位に浮上。狙うは1つ前にいる#15榎本。どこまで追い詰められるのか、そして榎本は逃げ切れるのか。

 トップに戻ります。以前トップは#14杉本。手綱は緩むことなくガンガン行く。15周目にはオープンBクラスのトップを周回遅れに。17周終わりで同一周回は8台しかいない状態。2番手の#20西も負けじとついていく。

2時間経過での各クラスTOP3
順位OAOBPAPB
#14 杉本#67 谷先#102 小沢#208 北田
#20 西+45sec#70 大野/藤井+24sec#114 高辻+128sec#203 中村/梅沢+200sec
#8  細野+225sec#65 野口+85sec#109 幾老+210sec#207 安藤/堀沢+249sec
数値は前の順位との差(参考値)です。

 さーていよいよ終盤、泣いても笑ってもあと1時間で今年のレースが終了。依然としてトップは#14杉本。トップグループは後半から順位に変動はなく、あとは#14杉本がどれだけのマシンを周回遅れにするかに注目が注がれる。それに答えるかのように19周目には7台、21周目には5台、22周目には4台と同一周回のマシンを減らしていく。そして24周でチェッカー。総合トップは#14杉本。2位は38秒遅れで#20西。3位には5分近くの差をつけられてしまった#8細野が入る。

 今回はモトクロスライダーの凄さを見せられたレースとなりました。今度はJNCCの#2吉川選手と杉本選手の争い、ってのも見ることができたら面白そうですね。

 オープンAクラスのチャンピオンは広兼選手に決定しました。来年は#1を背負います。ランキング5番手までが来期の固定ゼッケンとなり、ライダーは下記のとおりとなります。

ゼッケンチーム名氏名
#1シルバラード広兼 知幸
#2OZ Works榎本 周
#3チームぽっちゃり 玉岡二輪舎玉岡 功史
#4近畿AWS with P1井上 淳
#5城北カワサキレーシングチーム山本 正

 来年はこの5人にツブシをかけるヤツが出てくるのか、それともこの5人の男たちが固定ゼッケンを死守するのか?アクションエンデューロは全5戦。来年も振るってご参加ください。

今回の3時間クラスでは若手のモトクロスライダーがさすがの実力を出してくれました。
しかし、そんな陰で私なりに気になったライダーも多数いました。

1.初っぱなトップで帰って来た#12の玉岡選手。たとえ2周で燃え尽きたと言えどもあの面子を押さえて走ったアナタは何者?
2.何年前?のフツーの市販車XLRで総合14位の#11福山選手。いくらゴコイチ改造車と言えどもナンで?やはりパワーの源は下心いっぱいの○○○○君。アナタは何者?
3.プロダクションBクラストップの#102小沢選手。んんっ!XLR80改?なんでそんなに速いのですか?長野よりいきなり彗星のように現われて優勝して去って行ったアナタは何者?
4.なんでそんな小排気量でこの順位?いつもの常連#63宮脇選手。小沢選手に一歩及ばなかったものの総合30位はなんですか?アナタの後ろの50台が戦意喪失して今後エントリーしてくれなくなったらどうするんですか?やはりアナタはスゴ〜〜〜イ人

いやはや強者揃いの今回のアクションエンデューロでした。

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でももう一つ。今回アクションHPの掲示板でも話題になってました追い抜き時の声かけについてです。
このレースは各クラス混走と言う事もあり速いライダーと遅いライダーが一緒に走るのでどうしても障害になるのは仕方がないことです。コンペですので上級者がカリカリするのはわかりますがそこはあらゆる方が参加するサンデーレース。
速いライダーの接近を知らせるのは必要ですが、怒鳴るのではなく思いやりの声かけを心掛けませんか?ルールとマナーを大切に。そして上級者はカッコイイ後ろ姿を浴びせて走り去りましょう。
みんなが楽しんでナンボだと思いますヨ。


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【リザルトはこちらから】

表彰式&抽選会の頃には久しぶりの寒波来襲でめっきり冷え込んで来ました。
そんな中サンタ姿でプレゼンターとしてがんばってくれたオフィスアクション専属のレースクイーンの「 本郷まみ 」ちゃん。
彼女は第2戦からの登場でしたが、すっかりアクションEDの顔になりました。来期はコスチュームも新たにさらに笑顔と元気を振り舞いてくれます。
そしてオフロードバイクブームの再来を予感させるかのように各ブースにはバイクショップが並びました。御協賛のメーカ様も増えました。
ほんま嬉しい限りです。

今年2006年アクションEDに参加くださった述べ450台のみなさま、ありがとうございました

この追い風を受けて2007アクションエンデューロは全5戦を行います。もちろんJNCCのAA-GP菅生大会招待もやります。

さらにがんばるアクションエンデューロに御期待下さい。

次回は2007年3月11日(プラザ阪下)開催です。

オフバイクレースFUN全ての方の参加、舞ってまース!


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文・写真 奥村善武


協賛各店(敬称略)
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TEL 026-236-6001
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TEL 0748-72-7363
 
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TEL 075-201-9341
MotorcycleShop
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京都府南丹市園部町
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